スマホGPSの使い方

スマートフォン内臓のGPSとGPS専用機(GARMIN Legend-C)を比較してみた結果、両機の差はほとんど認められませんでした。(参照:GARMIN GPS と スマホGPS の比較
そこで、今回使ったアプリとその設定をご紹介します。(2017.09.05 改訂)

■ アプリのインストール

ネットで調べたら「GPSロガーAndroid」と「GPX Viewer」を使うのが一般的らしい。「GPSロガーAndroid」はログを取るアプリ、「GPX Viewer」はそのログを表示するアプリで、GARMIN GPSのように一体化されてなく、それぞれ別々になっているようです。

アプリはGoogleの「Playストア」を開いて探してもいいですが、数が多いので見つけるのに苦労します。そこで音声で指定するのが便利です。

「Playストア」をタップして開きます

「Google Play」の文字の右側の「マイク」をタップします

「マイク」がONの間に、スマホに向かって「GPSロガー・アンドロイド」と発声します。(音声を認識してくれるまで何度でもやってみます。その都度中央のマイクをタップしてONにしてください。)

発声した音声をスマホが分かってくれると、発声内容に該当するアプリの候補を幾つか表示してくれます。よく似た名前のアプリがたくさんありますから、下記のページを参考にマークで識別してください。
[GPSロガーAndroid]=https://play.google.com/store/apps/details?id=com.mendhak.gpslogger&hl=ja
[GPX Viewer]=https://play.google.com/store/apps/details?id=com.vecturagames.android.app.gpxviewer&hl=ja

インストールはアプリを選んで、緑色で表示されている「インストール」ボタンをタップするだけ。「インストール中」の表示が出てしばらくでインストールは完了します。

設定は主に「http://attech.info/gpslogger-how-to-use-application/」を参考に設定したが、うまくログが取れない場合があったので、試行錯誤の結果、下記の設定が一番結果が良かった。

■ GPSロガーAndroid の設定

1.インストールした「GPSロガーAndroid」を起動します。下図の左の画面が表示されます。

画面左上の[三]マークのアイコン(メニューアイコン)をタップします。
表示は上図の[簡易表示]の他に[詳細表示]があります。

[メニュー]画面が表示されたら[全般的なオプション]をタップします。

[GPSLoggerの設定]画面で、[ブート時に開始]をタップして[ON]にします。この画面の設定はこれだけ。

2.[メニュー]画面に戻り、[ログ設定詳細]をタップします。

[GPXで保存][KMLで保存]の両方、またはどちらか1個を[ON]にします。(ログの保存形式です。私は両方をONしています。)

もし、SDカードを挿入して、そこにログデータを記録する場合は[フォルダに保存します]をタップして
「/storage/sdcard1/Android/data/com.mendhak.gpslogger/files」に変更します。機種によって太字の部分は変わります。私の場合2台目は「/storage/SDカードの番号/Android/data/com.mendhak.gpslogger/files」でした。
マイクロSDカードを挿入すれば、上記のフォルダは自動作成されていますから、保存先を設定するだけで済みます。

もし、GPS機器を複数持っていたり、将来スマホの機種変更をした場合に、どの機種で取得したデータかを識別したい場合は、「ファイル名の先頭にデバイスシリアル番号を付加します」をONにします。

3.[メニュー]画面に戻り、[パフォーマンス]をタップします。

[位置情報プロバイダ]をタップして、上の画面を表示させ[GPS]を[ON]

ネットワークは携帯基地局の位置情報を使うもので、ビル内などGPS電波が受信できない場合などに有効ですが、山歩きの場合はGPSのみでいいと思います。

[ロギング インターバル]をタップして、上の画面を表示させ、時間を3秒に変更。

書き込み頻度を設定するもので、高速道路でテストした結果、短く設定しても結果的に90%ほどは3秒間隔で記録されていました。

[GPSを常にON]を[ON]にします。

『この設定はバッテリーを著しく消耗します』となっていますが、私の場合はそれほどでもありませんでした。
電池の消耗が気になるならモバイルバッテリーを考えた方が良いと思います。長期の山行にも使える。

[距離フィルター]をタップして、上の画面を表示させ[3m]に設定。

次のポイントを保存する際の最小距離。この距離より短い場合は保存しません。2mに設定して取ったログがこれ(赤い軌跡です)。ちょっと細かすぎかな? ということで3mに変更しました。

[精度フィルター]をタップして、上の画面を表示させ[20m]に設定。

ポイントを保存する時の最大許容誤差。この値より大きい場合は保存されません。
これはアプリのバグかも知れないが、トンネルなどで一旦GPSを受信できなくなってから復帰する時に失敗することがあるため、0mに変更してみたが改善されなかった。

[精度にマッチするまでの待ち時間]をタップして、上の画面を表示させ[30秒]に設定。

初期の位置情報の取得後は、この値の間、精度フィルタにマッチする値が来るのを待ちます。
取り敢えず30秒にしました。

[GPS信号受信までの最大待ち時間]をタップして上の画面を表示。[3秒]に設定。

設定の如何に関わらず、位置情報取得のリトライを注視するまでの時間(秒)。この設定は建物の中でGPS情報が取得できない場合にバッテリの消耗を抑えるのに役立ちます。

[WGS84の代わりにMSLを使用]を[ON]にします。

GPSの高度情報から高さを求めるために、WGS84ではなくMSL(平均海水面)を用いて計算します。これはGPS衛星の情報のみに適用され、ネットワークから得られた情報やNMEAには影響しません。

我が家の標高が、WGS84ではかなり高く表示していましたが、MSLにしたら地図の標高に近い値になりました。

[移動しないときはログファイルを書かない]は[OFF]に設定。

当初これを[ON]に設定していたが、動き出してもログを書いてくれない場合があったので[OFF]にした。[距離フィルター]で移動距離が3m以上ないとログを残さない設定になっているので、この設定はしなくても停止中のログは書かない。車での移動も記録したい場合は、この設定は[OFF]にしておく方が良い。

[高度からオフセットを差し引く]は[0]の初期値のまま。

地表面からGPSまでの高さの分を差し引く設定。
持って歩く場合はオフセット値は約1mだが、高度の測定値がそれほど正確ではないのであまり意味がない。

上図の[移動しないときはログファイルを書かない]の説明がいまいち良く分からない。[ON]にすれば「徒歩」や「車の発進・停止・カーブ」など加速度計に変化がある場合に記録を開始することは分かるが「移動記録は書き込みを続けます」の文言の意味が分かり難い。『一旦加速度計に変化があった場合に、車などで等速直線移動している場合も記録を続けます』という意味だろうということは、かなり後になって分かった。
この設定を[ON]にした場合、車での発進が余りにもスムーズに発進すると加速度計が感知せずにログ記録の開始が遅れる場合がある。

■ GPX Viewer の設定

1.インストールした「GPX Viewer」を起動します。左上の[三]マークのアイコン(メニューアイコン)をタップします。

  ※アプリの初回起動時は、最初から[メニュー]画面が開いています。

[メニュー画面]
[Setting]をタップし、次に
[File browser]をタップします。

上の画面が表示されますから
[Open last directory]にチェックを入れて、図の4個にチェックが入った状態にします。

2.次にログファイルのフォルダの設定をします。

アプリのスタート画面に戻り、右上のフォルダアイコンをタップして、下図の[FILE BROWSER]を表示させます。
デフォルトの設定は、「/storage/emulated/0/My Documents/Tracks」になっているので、「GPSロガーAndroid」のデフォルトで設定されている「/storage/emulated/0/Android/data/com.mendhak.gpslogger/files」に設定を変更します。

もし、マイクロSDカードを挿入して、そこにログデータを記録する設定にした場合は「GPSロガーAndroid」で設定した「/storage/sdcard1/Android/data/com.mendhak.gpslogger/files」または
「/storage/SDカードの番号/Android/data/com.mendhak.gpslogger/files」に変更します。機種によって「SDカードの番号」の部分は変わります。

上位階層に戻る[Parent directory]の緑の矢印をタップしてホーム階層に戻ります。
ホームマークをタップしても良い。上図は「ホーム」まで戻った状態。
ここで画面を下にスクロールして[storage]をタップします。

続いて[SDカードの番号]をタップします。私の場合は「427E-3F3F」

続いて[Android]をタップします。

続いて[data]をタップします。

続いて画面を下にスクロールして[com.mendhak.gpslogger]をタップします。

続いて[files]をタップします。
以上で設定は終わり。
次回からは[Open files]で下の画面が表示されます。

ログファイル一覧が表示されますから、表示したい日付のファイルをタップし[OPEN]をタップすると、GPS軌跡が表示されます。

GPSログが表示されました。
上記の設定の場合、1日の行動記録が表示されます。
もし、山行記録だけを取りたい場合は、登山の開始・終了時に「GPSロガーAndroid」の画面で「ログ開始」「ログ終了」の操作をしてください。

地図は、一般的な「道路図」「地形図」「航空写真」の他に、10m等高線が描かれている「Open TopoMap」など、全部で10種類の地図が無料で利用可能です。(上図右上の赤い〇をタップ)
上記は等高線図(OpenTopoMap)を表示した状態。
もちろん、現在地表示、歩行軌跡もリアルタイムで表示可能。道に迷った時のトラックバックにも使えますから、登山の際の頼もしいアイテムです。

以上で設定は全て終わりました。「GPSロガーAndroid」の設定で[ブート時に開始]を[ON]にしたので、GPSログは毎日1本ずつ作成されます。意識していなくても自分の行動記録が常に作成されます。

ログファイルの拡張子の「.gpx」は一般的なファイル形式で、HP作成支援ツール(Mツール)で使う場合に変換せずにそのまま使えるので大変便利です。「.kml」はGoogle Map や Google Earth で簡単に利用できるフォーマットです。この日記の「KML を使うと Googl Map は超簡単!!」をご覧ください。

しかし、不満もあります。「GPSロガーAndroid」のログファイルは、トンネル内などでGPS電波が途絶えても、ログのセグメントを閉じることをせず、全部繋げてしまいます。1日1本のログファイルを作成することは、そのままで良いからGPS電波が切れる度に1個のセグメントとして保存してほしい。(設定には無いように思う。)そうするとトンネルを何回通ったかが分かるし、カーブしたトンネルが直線で描かれてしまう不都合も無くなります。(Garmin GPS は電波が切れる度に1個のセグメントとして扱ってくれるので、トンネル内の軌跡を無理に繋げてしまうことはない。JR今庄駅~敦賀駅 Mapを全画面表示した上で拡大表示してご覧ください。)

データ
  • 2016.12.09(金)

 

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