きょうのルートは国道8号線を鯨波駅まで行き、新潟県の自然歩道「A-10 米山海岸潮の音の道」11kmを米山駅まで歩く。 その後8号線に復帰して柿崎駅前の宿までの23km。 8号線は新潟から米原まで福井県を縦断している国道だから親しみを感じる。 |
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| 鬼岩 |
変化に富んだ海岸線 |
田塚鼻の層内褶曲が見られる断崖 |
自然歩道「米山海岸潮の音の道」は思いのほか見所の多い楽しい道だった。 コース全体が佐渡・弥彦・米山国定公園と米山福浦八景県立自然公園に指定されているほか、鯨波・青海川海岸は「日本の渚百選」にも選ばれていて、海岸は奇岩怪石と砂浜が交互に連なり変化に富んでいる。
このコースは部分的に3〜40cm程度の道幅のところもあったりして、自然歩道の案内がなかったら、2万5000分の1の地図だけでは恐らく歩くことはできなかっただろう。 |
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しっかりした自然歩道の案内があったればこそ、こんな素晴らしい道を歩くことができたのだと思う。 この道は所々で旧北国街道を歩く歴史的な道でもあり、鉢崎(はっさき)には関所跡もあった。 |
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| 三世代の交通路が集まった青海川 |
手前:国道8号線、奥:北陸自動車道 |
旧北国街道 |
上の画像左は三世代の交通路が交錯する青海川駅付近で、中央の家並みの中を旧北国街道が、海岸沿いにJR信越本線と青海川駅、左の赤い橋は国道8号線米山大橋。 中央画像は手前が国道8号線、奥の白い橋は北陸自動車道で、橋の西(右側)には米山ICと米山SAが、東には下り線SAがある。ここ青海川は、まさに今も昔も交通の要衝としての地位は変わらないようだ。 右画像は旧北国街道。現代のスピードを競うような交通路が交錯する傍らに、思いのほか狭い道が今も生活の道として、しっかりと余生を生きていた。 |
コースの中ほどにはサケが遡上する谷根川(たんねがわ)があり、流れの幅が3m程度の小さな川だが、サケが何十匹も上って来て産卵している様子を橋の上から見ることができた。 流れの中には産卵を終え力尽きて一生を終えたサケが白い腹を見せている。 幾多の困難を乗り越えて無事生まれた川にたどり着き、産卵して一生を全うできたのだから、「偉かった偉かった」と、喜んでやるべきことだろうと思うのだが、どうしても死んだサケは哀れに思ってしまう。 また、昨夜の雨のせいかも知れないが、水が濁っていることも、せっかく何年ぶりかで戻ってきたサケに申し訳ないような気がした。 |
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そしてコースの最後の部分には鉄道の複線化で使われなくなった旧国鉄のトンネルを歩く所が5ヶ所もあった。 この鉄道は明治の中ごろ、ツルハシとモッコという原始的な手法で、直江津〜新潟間をたった2年で完工しているというから凄い。 |
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一番最初の米山5号トンネルは全体がレンガ造りで、内部は石炭の煙で黒く煤けていて、当時の面影を残している。(左画像) 4番目のトンネルは出口が土砂崩れで、殆んど埋まっており、私が頭を下げてやっと通れたほどだった。 |
この素晴らしい景観と歴史的にも貴重な自然歩道が廃道になってしまわないよう、一日も早く土砂崩れを修復してほしいし、もっとみんなが利用して欲しいものだと強く思った。 ただ、利用者が増えるためには、女性ウォーカーでも安心して歩けるよう、真っ暗で不気味なトンネルを何とかしなくてはならないと思う。 内部には電灯照明の設備はしてあるが、最初のトンネルを除いて照明は消えたままだった。 利用者が少ないので電気代を節約する気持は分からない訳ではないが、利用者がスイッチを操作して照明を点け、一定時間が過ぎたら自動で消灯するようにしておけば電気代も節約できるのではないかと思った。 または、初期投資は必要だが太陽光発電ではどうだろうか。このような道を夜歩く人はないだろうから、昼間の発電量を昼間消費する設備だけで充分だと思う。
昔からアイディアだけは持っているが、未だに誰も実現していないことを考えると、現実的ではないのかも知れないが、外光を光ケーブルで内部に導くというのはどうだろうか? これなら設備さえしてしまえば故障もなく維持管理費はほとんどゼロではないかと思う。 胃カメラなどに使われている光ケーブルは相当高価なものだろと思うが、精密な画素を伝送する必要はなく、光の量だけ通せばいいだけだから、もっと粗雑な作りでもいいから安価には作れないのだろうか? もし、外光をフレネルレンズで集光してケーブル一本でどこにでも自由に取り入れることが可能になれば、利用できる場面はいくらでもあると思うが・・・・。 |
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こんなことを考えながら誰にも会わない静かなウォーキングを楽しんだ旧鉄道のトンネル歩きも終わると、米山駅前から約4kmは歩道のない国道8号線歩きになった。 竹鼻を過ぎ、柿崎の手前でようやく8号線と分かれて静かな道になった。
今日の宿「岩野屋旅館」は柿崎駅のすぐ隣だった。 駅前には明日予定していた中部北陸自然歩道「米山薬師とハマナスのみち」のルート案内板が立っていた。 |
| 歩道のない8号線、右側はJR、そして海 |
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