ウォーキングを楽しむ

歩かない生活は、歩けない生活になると言います。
そうならないためには、一日一万歩歩くのが良いと言われています。
しかし、良いことは知っていても忙しい生活の中で、歩く時間を作ることはなかなか難しいものです。
更にそれを継続するのはもっと難しいものです。

日本ウォーキング協会の「健康日本21 1,2,3運動」の標語に、こんなのがあります。

① 1駅は、いつも歩こう
② 2キロまでは、いつも歩こう
③ 3階までは、いつも歩こう

都会の人は通勤時に工夫次第でけっこう歩くこともできるようですが、田舎暮らしの私は、現役時代は ドア to ドア のマイカー通勤でしたから、意識して歩くようにしないと一日一万歩どころか、1000歩も歩かない日も珍しくありませんでした。

若い頃から山歩きなどはしていましたが、精々週に一回程度です。
そこで山歩きに使っていた「ハンディGPS」と「カシミール3D」をウォーキングに使ってみると、これが結構おもしろいのです。
歩いている時は勿論、歩く前のルート設定、帰ってからウォーキング軌跡をパソコンの地図上で再生したり、GPSデータやデジカメ画像を整理したり・・・・。
一回のウォーキングで三度楽しめます。
GPSを付けて歩くことの楽しさをもっと多くの方々に知っていただきたいと思い、このホームページを立ち上げました。
機械は苦手という方にも楽しめる方法も提案してみましたので、試してみてください。

記録を付ける

毎日歩いた歩数や距離を記録することは大変励みになります。歩いた歩数や所要時間などを、ただノートに書いておくだけでもいいのですが、ちょっと工夫すれば記録することそのものを楽しむことができます。

Excelを使う

パソコンを使ってExcelの表に記録すれば簡単に集計したり、平均値を出したり、歩数を距離に換算したり、時速を計算したり、グラフを描いたりして記録そのもを多角的に楽しむことができます。

インターネットを使う

もう一歩進めて、インターネットを使えば更に記録することが楽しくなります。
健康ウォーキング」サイトでは東海道53次・四国八十八箇所巡り・スイス大自然周遊コースなど楽しいコースをバーチャルで旅ができるように設定されています。
インターネット上には上記のサイトの他に歩数計や健康器具メーカーのサイトなどに、記録を楽しんだり、全国の仲間と競ったり励まし合ったりしながらウォーキング楽しむサイトがあります。
中にはインストラクターから適切なアドバイスを受けられるサイトもあります。
しかし、歩数で登録するものが多くキロ数で登録できるサイトは見当たりません。ほとんどのサイトが歩いた歩数を身長や年齢から割り出した歩幅でキロ数に換算して、歩いたキロ数を表示しているのですが、キロ数を直接登録できるサイトはまだないようです。GPS利用者は面倒ですがキロ数を歩数に換算する必要があります。
上記のような公式サイトでなくても、自分のブログやホームページを開設して、そこへ記録や画像を掲載して公開する方法もあります。このホームページがそれです。

ハンディGPSを使う

GPSを使うと歩いた距離の他に歩いた軌跡を地図上に残すことができます。(右図)
GPSは数秒毎に現在地の緯度・経度・標高を記録していくので、いつ、どこで、何分休憩したか、時速何kmで移動したか、標高が何mだったかなど、手書きでは到底不可能な非常に詳細なデータを記録し続けますから、単に軌跡を描くだけにとどまらず、工夫次第では更に楽しい世界が広がります。(GPSのページ参照
右の地図は私が歩いたGPS軌跡です。歩いた道が地図上に赤い線で表示され、それが日に日に増えていく様子を見るのは大変楽しみなものです。
カーナビのように事前に設定した目的地までのルートナビゲーションに従って歩くこともできますが、目的地だけを設定してGPSが示す方位と距離を参考に宝探しの要領で目的地を目指して歩く方がゲーム性があっておもしろいと思います。
これの本格的なものが「ジオキャッシング」という世界的な宝探しゲームや「交点プロジェクト」という緯度・経度が○○度ちょうどで交わる世界中の交点に一番乗りを目指すゲームがあります。

仲間を見つける

ひとりでは挫けそうになる時でも、仲間がいれば続けられるものです。私は40年ほど前に禁煙しましたが、その時も友人と一緒に励まし合ったり競い合ったりしたことが達成する力になりました。
ウォーキングも同じだと思います。

身近な人と歩く

夫婦で歩いたり、友人と歩いたり、身近な仲間と一緒に歩くことは楽しいものですが、何より挫けそうになったときの力になります。
身近に仲間がいなくても、いつも出会う人とどちらからともなく挨拶を交わすようになり、新しい友達になったりするものです。

インターネットを使う

近くに仲間が見つかっても、見つからなくてもインターネット上の仲間もいいものです。
上記の「健康ウォーキング」サイトには「ウォーキング掲示板」が設けられていて、全国のウォーカーと励まし合ったり、ランキングを競ったりできます。サイトの完成度もかなり高いように思います。
その他「日本一周歩こうかい」などもあります。

団体に加盟する

日本ウォーキング協会」や地域の「歩こう会」などに登録するのが仲間作りには最も近道です。
こうした団体では歩くことが楽しくなるような多彩なイベントを実施していることが多く、仲間と共にイベントに参加するのが楽しみになること請け合いです。
また、一人や身近な人とだけで歩いていたのでは知りえない新しい情報、例えば全国各地のコースの情報、大会の情報、新しいグッヅの情報などを仕入れられることも見逃せません。

新しい発見をする

毎日ただ黙々と歩いているだけではおもしろくありません。ラジオや音楽を聴きながら歩いている人をよく見かけますが、それもいいでしょうが、ラジオや音楽は家に居ても電車の中でも聞くことができます。
せっかく歩いているのですから歩いている時でないとできないことをしましょう。

私の場合は自然観察です。
自然観察に興味がない方は名所旧跡、歴史探訪などもいいと思います。
自然観察は街の中ではできないように思われがちですが、注意して見れば驚くほど自然が見つかるものです。

生垣や石垣の間を虫が出入りしていたりします。住宅の庭先や公園の木には意外に野鳥が遊びに来ているものです。歩道のアスファルトの割れ目にもしっかり草が生えていたりします。神社やお寺の境内には100年も200年も生き抜いてきた大木があったりします。江戸時代を知っている巨木に出会ったりすると尊敬したくなります。
私はデジカメの他に双眼鏡や虫眼鏡、図鑑などを持って歩くこともあります。

街中ウォチングとか路上観察学と題して、あらゆる物に興味をもって見て歩いているホームページやブログを見たことがあります。
マンホールの蓋に微妙な違いを見つけたり、家々の壁のひび割れの形や汚れの形に興味を持って写真に収めたり、ポストだったり、街灯だったり、看板の文字の間違い探しだったり・・・・・。
よくこんな物を探したものだと感心するほど多種多様な街中ウォッチグがあるものです。

テーマを決める

継続するためにテーマを見つけることは大変有効です。
上で紹介した「健康ウォーキング」サイトでは、東海道53次や四国八十八箇所巡りなどのバーチャル歩き旅ができるようになっています。これも一つの方法だと思います。

歩きつくす

上記のハンディGPSの項で、歩いた軌跡が地図上に赤い線で表示されることを書きましたが、だんだん赤い線が増えていくことは楽しみなものです。
地図を見て白い道があると「あ、まだここが残っていた」と、歩きたくなるものです。このようにして白い道を塗りつぶすように自宅周辺の全ての道を歩きつくすのもおもしろいと思います。
塗りつぶせたらだんだん範囲を広げたり、時期を変え色を変えて再挑戦したり・・・・・。

GPS地上絵

ナスカの地上絵と言うのがあります。誰がいつ、何の目的で描いたか分からないそうですが、かなり上空から見ないとその全体像が分からないほど巨大な地上絵のことです。この地上絵をGPSの軌跡で描いてみようと言うわけです。
ある時友人から「TVで東京ナスカ計画というGPSを使った地上絵の番組をやっていたぞ」と連絡が入りました。早速インターネットで探してみたら「東京ナスカ計画」なるホームページがありました。
象やペンギン、トカゲなどの地上絵(?)が地図や航空写真上に描かれていました。このサイトの地上絵は車で走って描いたようですが、これを歩いてやってみるのもおもしろいのではないかと思います。

長距離自然歩道

このホームページ「GPSwalking」のテーマの一つです。
環境省が制定し、昭和45年東海自然歩道を皮切りに各都道府県が整備を進めているもので、全国には既に9ルート約26,000kmものコースがあります。
自然歩道と言っても特別な専用道ではありません。自然公園や文化財を既存の道で有機的に結んだもので、自然や歴史、文化財などを学びながら歩くことができるように、案内板、道標、解説板などが整備されている、比較的交通量が少ない歩くのに適した道のことです。
現在は北海道自然歩道を整備中で、一部は既に供用されています。(平成19年現在)
各県の自然保護課などで、その県内の自然歩道マップを貰うことができます。

日本の道100選

建設省(現国土交通省)が昭和61年に選定したもので、歩くために制定されたものではないので自動車専用道も含まれていますが、歩いて楽しい道もたくさんあります。

美しい日本の歩きたくなるみち500選

日本ウォーキング協会が平成16年に公募によって決定した道で、各都道府県に10コース前後のコースが設定されています。

挑戦してみる

「テーマを決めて歩く」の延長上にあるものですが、大きな目標に挑戦してみるのも良いのではないかと思います。

長距離自然歩道完全踏破

2万6000kmある長距離自然歩道を全部歩くもので、何年かかるでしょうか?
都道府県の自然保護課などへ資料請求すると自然歩道マップなどが貰えますから、ご自分が住んでいる県内の自然歩道から歩いてみるのもいいと思います。
「東北自然歩道を歩く」の著者田嶋直樹さんは既に幾つかのルートを踏破しています。

日本一周

海岸線に沿って文字通り日本を一周するものから、県庁所在地を全部通って一周するやり方など方法はいろいろあるようです。
北海道を歩いているとき、各都道府県庁所在地と江戸時代の藩(国)を全部、しかも野宿で3年がかりで歩いているという大島孝治さんに会いました。2006年12月に完全踏破したとメールが届きました。

日本縦断

日本最北端の宗谷岬から鹿児島県佐多岬または沖縄や波照間島まで、約3200kmを歩くもので、「日本縦断徒歩の旅」の著者石川文洋さんや「ニッポン縦断歩き旅」の著者クレイグ・マクラクランさん、ホームページ「歩き旅.com」のJUNさんなど既に多くの人が歩いています。
私もただ今実施中で「e旅歩き旅」コーナーに公開中です。

日本横断

静岡県から新潟県の青海海岸まで海抜0mから出発して日本の屋根と言われる山岳地帯を歩き通し、海抜0mが終着点です。途中小屋泊まりもできますがテント装備が必要です。

百名山

深田久弥が選定した日本百名山は有名ですが、その他に二百名山三百名山があり、花の百名山関西百名山など○○百名山は全国にたくさんあります。
山好きな人の中には既に三百名山を完登したという人もいます。
このホームページでも百名山コーナーでただ今進行中です。

四国八十八箇所歩き遍路

昔からこの遍路道は余りにも有名ですが、NHKのTV番組で紹介され更に人気が出たようです。
1番札所から88番まで約1300kmを各札所の御坊で宿泊して歩くのが一般的ですが、北海道を歩いているとき会った伊藤さんは野宿で52日間かけて歩き通したそうです。

九州一周浪漫ウォーク

日本ウォーキング協会と九州のウォーキング団体などが行うウォーキング大会で、九州一周約1200kmを50日余りの日程で3回に分けて行うものです。平成18年9月30日から第5回大会が行われました。

地球一周4万km

地球一周は40000kmですが、海上は歩けないので、勿論これはバーチャルです。
日本ウォーキング協会が毎日のウォーキング距離を積算して4万kmに達した人に認定証を贈るもので、自己申告制です。
毎日40km歩いても1000日、約3年。毎日10kmなら11年かかる計算です。
大変な距離ですが継続は力ですね。

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